洞窟の神秘を再現する「洞窟情報サロン」公開のご挨拶

NPO法人洞窟環境NET学会長 「洞窟情報サロン」代表 沢 勲

●民間では類のないユニークなサロン

 今から遡ること六十年前。松明を掲げて洞窟に入った小学生≠ヘ、未来へと続く好奇心の扉を開けます。その時の感動を原点に洞窟の研究を続け、近年ようやくその成果を目に見える形でまとめることができました。2004年の夏には、自宅の床下に「ミニ洞窟」を出現させ、あわせて世界中の主な洞窟の様子が一目でわかる『洞窟科学入門』を刊行。2007年の夏には、別宅の1階に「さわ洞窟ハウス」を、今回(2009年)は、別宅の2階に「洞窟情報サロン」をそれぞれ完成させました。広く洞窟の知識を普及させるため、自宅と別宅の1階に726点、階段に200点、2階に160点―計1091点の模型・写真・資料を整え、民間では例のないユニークな洞窟博物館となっています。コントロ−ラ−により溶岩流の運動状態が理解できる仕組みも備えています。一方、HPも開設し、動画と静止画に区分して、洞窟シアタ-を新設した洞窟サロンの全容をわかりやすく解説しています。

 洞窟は地球史の謎を解く鍵が潜んでいるだけでなく、人類の歴史や現代の我々の実生活と極めて深く関わっています。このささやかな「洞窟情報サロン」が、多くの市民、とりわけ子どもたちの無限の夢と知的好奇心を掻き立てる場となり、大阪の新名所として広く愛されるサロンになっていくことを願ってやみません。

●おもな展示物

●主な情報・資料

収録写真と関連モデル

日本(河内風穴、神座風穴、秋芳洞)、韓国(萬丈窟、ビレモツ窟、幻仙窟)、アメリカ(カズムラ洞窟、サーストン洞窟)、ロシア(ゴーレリの溶岩洞窟)、中国(石花洞)および、オーストラリア(ホタルバエ・ヒカリバエ洞窟)など約337点。その他に収録写真関連モデルを含むと約1091点)。

洞窟モデル

火山溶岩洞窟と石灰岩洞窟等の洞窟に関するの2次生成物の諸形態。模型に関する解説と4ヶ国語(日英韓中)を用語完成。

調査期間

1966年から2009年。約45年間。

調査地点

日・韓・中・米などの7ヶ国。約300ヶ所。

製作協力

野口製作所・芸術家・大学生ほか多数。

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