世界遺産 ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群 (UNESCO World Heritage Goreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia)

カイマクル地下都市 (The Underground City in Kaymakl)

カイマクル地下都市の入り口。1964年から一般に公開されている。入り口周辺には、土産物の商店が並んでいる。

カイマクル地下都市にて日本人ガイドさんと撮影。現在は地下4階までが見学可能。左上にある円盤状の岩石は敵の侵入を防ぐドア。

地下都市の温度は外とは異なる。人々が生活していた息吹は感じられないが、地域住民は地下都市の一部を貯蔵庫など利用している。

地下都市内の天井。ノミにより削岩された痕跡が見られ、自然の浸食作用によって変化が起きている。つらら石やドラベリーの溶解性鉱物は見られない。

一般的には、香辛料を粉砕したと言われている石。最新の調査では、銅鉱石を溶解する工程で使用された石だと言われている。

地下都市は、住民からカイマクル砦と呼ばれるこの場所の地下にあり、カイマクル町の中心に位置している。

動画カイマクル地下都市の動画

カイマクル地下都市の入口から内部を探索する動画

カッパドキアの洞窟民家 (The Cave Private House in Cappadocia)

広大な洞窟山を所有している洞窟民家の奥様FATMA(ファティマ)さんと記念撮影。ご主人のHASAN(ハッサン)さんと共に人工洞窟で生活している。

洞窟民家を外から望む。大きな岩をくりぬいて作られた住居。ご夫妻がお住まいの住居、応接間など、大きな岩ごとに部屋が作られている。

洞窟民家の周囲には、この地域特有の奇岩が並ぶ。日本人は「キノコ岩」と呼ぶが、トルコでは「妖精の煙突」と呼ばれる特有の岩もみられる。

約20年前、井戸を掘った時に出てきたと言われる玄武岩。特徴のある黒色の色と多様な気孔は、この地域に流れた玄武岩であると考えられる。

ご夫妻は洞窟住居を多数所有している。住居の目の前に広がる畑では、カボチャ、スイカ、ブドウなどを栽培している。飼い犬は大切な家族。

洞穴の見られた物置場。自然の岩の中に、ノミで人工的に掘削した穴が生活の場となっている。自然と人間の共生を考えさせられる風景。

動画洞窟民家の動画

洞窟民家外観の動画

カッパドキアの神秘的な谷 (The Mystical Valley in Cappadocia)

ウチヒサールの要塞(中央)。ウチヒサールは、カッパドキア地域で最も高い地点。頂上は、この地域の全景を見渡せるほどの高さ。

見渡す限り、妖精の煙突と独特の岩肌を持つ岩が広がる。9世紀から13世紀頃には、キリスト教徒の重要な定住地。

かつて修道士の谷と呼ばれたパシャバー地区。この地域特有の妖精の煙突が郡立している。巨大で、胴回りが太く、多頭のものが多数存在。

教会の入り口。教会内にはフレスコ画が描かれる。ここでは、俗世間から離れ、妖精の煙突を掘った穴に住む隠遁生活が行われていた。

パシャバー地区にある巨岩の前では、自動車も小さく見える。妖精の煙突とは、きのこ状に見える巨大石柱(上層部は溶岩、下層は石灰塊)。

デヴェレントの谷にある通称ラクダ岩。この周辺には、ラクダ以外にも様々な形に見える奇岩が点在している。周辺は石灰石の粒粉が多い。

ギョレメ野外博物館 (The Field Museum in Goreme)

カッパドキア最大の洞窟教会、トカル教会。単身廊の旧教会、新教会、旧教会地下の教会、礼拝堂の4つの間で構成されている。

トカル教会内の巨大なフレスコ画。受胎告知、キリスト降臨、ベツレヘムへの旅路が描かれた感動的な作品である。

ユルラン教会はアーチ状の天井はにフレスコ画が描かれている。ここには、大蛇を退治する聖ゲオルグと聖テオドルが描かれている。

ユルラン教会天井のフレスコ画。聖オヌフリウスとシュロの木、聖トマス、聖バシレイオスが描かれている。

チャルクル教会の天井は、アーチ状、ドーム状に成形されていて印象的。キリストのデエシス(祈り)のフレスコ画が描かれている。

ギョレメ野外博物館には、このような巨岩が多く並ぶ。坂道や階段を登った先に、教会のフレスコ画、生活の跡が見られる。

動画ギョレメ野外博物館の動画

ギョレメ野外博物館を見て回る動画

カッパドキアの洞窟レストラン (The Cave Restaurant in Cappadocia)

ハトの谷よりウチヒサールの要塞(左側端)を望む。見渡す限りの奇岩の景色。要塞の頂上には、ビザンチン時代に作られた岩窟墓がある。

谷は、土地の浸食により奇妙な形の岩がみられる。ハトの谷の斜面には、至る所に鳩舎が作られている。これらの鳩のフンを集めて肥料とした。

ハトの谷の鳩舎。古代、この地域にも多くの人が住んでいたが、人口増加や土地の浸食により、多くの人が移動していった。

洞窟レストランの外観は、四角形の積み木状に成形されている。内部は、岩をくりぬいて作られた人工洞窟のレストランとなっている。

洞窟レストランは凝った内装。客席は、岩で作られた円形状の食卓が設置。客席を繋ぐ中央部は、円形状の広場となっている。

洞窟レストランの玄関に立つ巡検者。外は日差しが強く暑いが、レストラン内部は快適な温度で最適の雰囲気。

ギョレメの洞窟ホテル (The Cave Hotel in Goreme)

ギョレメカヤホテルの外観。外観はこの地域特有の奇岩を摸して作られている。浸食された妖精の煙突などが忠実に再現されている。

洞窟ホテル正面玄関はリゾートホテルのような雰囲気を醸し出している。洞窟から連想される暗いイメージではなく優雅な外観である。

洞窟ホテルのロビー。重厚な装飾と絨緞がトルコの悠久の歴史を感じさせる。この待合室に居るだけで旅の疲れが癒される。

洞窟ホテルの廊下は、洞窟内を歩いているように錯覚する。照明は最適な明るさで、絨緞もひかれており温かさを感じる内装。

洞窟ホテル客室内部の様子。アーチ型の天井が特徴的である。天井は低いように感じるが、客室が広く閉塞感を感じない作りとなっている。

洞窟ホテル周囲には、カッパドキア地方によく見られる奇岩の風景が広がっている。広いバルコニーがあり、ゆっくりと景色を楽しむことができる。

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